June 4, 2011

 

ベント作業前に放射性物質検出の報があった（たとえば毎日新聞6月4日）。それ見たことか、という思いを禁じ得ない。

 

つい先日は、ベントが遅れたとか、注水を中断させたとかさせてないとかが大激論になっていたが、事故経過についてはまだまだわかっていないことが多いのに、どうして局所的な個別事象の是非を問う話しか出来ないのか、甚だ疑問だった。（以下のようなメールを5月24日で知人に書いていたので、転記しておく（後出しだけど））。

 

やっぱりベントの遅れだけが問題なわけではなかったじゃん、、、、と。

問題をすり替えたい人がいるのか、そもそも大局・本質をとらえる能力がないからなのか。。。

 

 

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日付 2011年5月24日22:58

件名 隠したいことかある？

 

1号機のベントが早かったら、水素爆発で建屋が吹っ飛ぶのは

避けられたかもしれないけれど、電源が回復しない以上、

おそかれ早かれメルトダウンはしていたわけで、

メルトダウンしていれば、核爆発は起こりえなかったとしても

水蒸気爆発で圧力容器が破壊されながら吹き飛ばされて、

チェルノブイリ並みの汚染が引き起こされたかもしれないわけです。

 

まして2号機も3号機もやっぱり水素爆発しているわけで、

1号機のベントの遅れだけが問題とは思えないわけです。

 

（むしろ3機もメルトダウンし、水素爆発もおこりながら、

圧力容器・格納容器が大きく損傷するような爆発につながらなかったのは

なんだかよくわからないがラッキーな方だったのかもしれない。）

 

それを1号機のベントだけを取り上げて騒いでいるのは、

2/3/4号機の現状を隠そうとしているということなのか、、、、。

もっと2/3/4号機の対応で犯していたより大きなミスがあったのか、、、、。

 

もっと広い目で見ると、1号機ベントの不手際で政府批判している側が

隠したいのは、もんじゅもその他の原発たちみんな、であり、

過去の原子力行政を推進してきた自民党・経産省ってことなのか。。。

 

それを、首相が横槍いれたからか、あるいは斑目氏が「臨界を口にしたからという議論でうけちゃう政府・民主党・安全委員会の拙劣さも本当にひどいんだが。